布を買ったら裁断の前に「地直し」をしましょう!と洋裁本などに書かれていることがあります。
地直しとは布を水に漬けて乾かし、アイロンをかける作業です。
布のゆがみを直したり、洗濯での縮みを防ぐために行います。
今回は、
・地直しが必要な布
・地直しの方法
について書いていきます。
地直しが必要な布
・外国製(とくにアジア圏)の布
・布を購入するときに「地直ししてください」と言われた布
・上記の繊維で洗濯するもの(服など)を作るとき
綿や麻、毛(ウールなど獣毛繊維)は水や摩擦で縮む性質があるので、地直しで先にある程度縮めておきます。
ゆったりしたサイズの自分用の服なら、ちょっとくらい縮んでも気にしないことにして地直ししないこともあります。
あとは、カバンや小物など洗濯しないものは、地直ししなくてもいいんじゃないかと思います。
地直しの方法
地直しの方法はいろいろありますが、わたしは以下の方法で地直しをします。
①洗濯して干す
家で普段使う洗濯用洗剤を使って洗濯機にかけます(このとき生地を蛇腹状に折りたたんでネットに入れて洗濯します)。脱水まで終わったら広げて干します。
★ウールやレーヨンであればおしゃれ着洗い用の洗剤で手洗い、もしくは洗濯機の手洗いコースなどで洗ったあと、干します。
★ニット地の場合は伸びてしまうので平干しが良いようです。
②アイロンをかける
ほとんど乾いたら、縦横の織り糸が直角に交わるように整えながら、織り糸の方向に沿って、縦縦横横、と言う風にアイロンをかけていきます。
★四角いアイロン台を使うと、布の端をアイロン台に合わせればいいので、直角がわかりやす
四角いアイロン台ではない場合は、ハトロン紙など四角い紙を布の下に置いて直角を合わせるのがおすすめです。
本やネットでもいろんな方法が載っているので、お好きな方法でお試しください。
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それでは、また!