刺繍のステッチの1つ「アウトラインステッチ」について説明します。
アウトラインステッチとは、輪郭線などに使われる基本的なステッチです。
茎の部分がアウトラインステッチ |
茎とリボンの部分がアウトラインステッチ |
アウトラインステッチの方法
①線のスタート地点から針を出し(1)、2.5mmくらい開けて針を入れ(2)、1と同じとこらから出します(3)。
②次は5mmほど進んだところに針を入れ(4)、1つ前の針の穴から出します(5)。
③同じように5mmほど進んだところに針を入れ(6)、1つ前の針の穴から出します(7)。
④繰り返します。1針縫う毎に、糸を優しく引くときれいにできます。矢印の方向に引きましょう。
引っ張りすぎてもだめです。お優しく!
⑤線の最後は★に入って終わります。角を描くときもこのように一旦終わってから、次の辺を新たに刺し始めます。
基本的に、右から左へすくって、1つ前の針の穴から出す!ということを繰り返します。
アウトラインステッチのコツ
・曲線は時計回りに進む!
この図のような扇形を縫うとしたら、矢印の方向へ進むようにします。この扇型、なんの絵やねんということはおいといて。
・曲線はステッチをやや細かくする
曲線は直接よりも少しステッチを細かくするときれいです。
アウトラインステッチとバックステッチの違い
輪郭を表すステッチとして、バックステッチを使うこともあります。
アウトラインステッチとバックステッチの違いは何なのか考えてみました。
アウトラインステッチ
・立体的
・少し太め
・細かい角が多い線には不向き
バックステッチ
・少し細め
・細かい角が多い線も表すことができる
以前、人の横顔(小さい図案)をアウトラインステッチで描こうとしたら、鼻や唇で上手くいかなくなり、バックステッチに変更しました。
ステッチの特徴をいかして、図案によって使い分けるのがいいのではないかと思います。
それでは、また!